韓国旅行で人気の観光スポットといえば、朝鮮王朝の歴史や文化を感じられる宮殿です。
ソウルには、景福宮・昌徳宮・徳寿宮・昌慶宮という、それぞれ異なる魅力を持つ四つの宮殿があります。
「景福宮と昌徳宮は何が違うの?」
「初めてなら、どの宮殿へ行けばいい?」
「短い旅行でも訪れやすい宮殿は?」
このように迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、韓国四大宮殿の特徴や見どころを比較し、目的に合った宮殿の選び方をご紹介します。
景福宮と昌徳宮の違いは?
特に迷う方が多いのが、景福宮と昌徳宮です。
景福宮は、朝鮮王朝を代表する正宮です。
広大な敷地に王宮らしい建物が並び、壮大な景観を楽しめます。韓国の宮殿を初めて訪れる方にもおすすめです。
一方、昌徳宮は、自然の地形を生かして造られた世界遺産の宮殿です。
建物と庭園が調和した景観に特徴があり、後苑も大きな見どころとなっています。
王宮らしい壮大さを楽しみたいなら景福宮、自然や庭園との調和を楽しみたいなら昌徳宮を選ぶとよいでしょう。
それでは、四大宮殿それぞれの特徴を見ていきましょう。
景福宮(キョンボックン)
特徴
景福宮は、1395年に建てられた朝鮮王朝を代表する正宮です。
四大宮殿の中でも規模が大きく、正殿や楼閣、門など、王宮らしい壮大な景観を楽しめます。
おすすめの人
韓国の宮殿を初めて訪れる人、代表的な宮殿建築をじっくり見たい人
主な見どころ
- 勤政殿(クンジョンジョン)
- 慶会楼(キョンフェル)
- 香遠亭(ヒャンウォンジョン)
- 光化門(クァンファムン)
- 守門将交代儀式
敷地内には国立古宮博物館と国立民俗博物館もあり、宮殿とあわせて韓国の歴史や文化を学べます。
所要時間の目安
約2~3時間
博物館も見学する場合は、さらに時間に余裕を持っておくと安心です。
ひとことで表すなら
初めての宮殿巡りにおすすめの「王道の宮殿」
昌徳宮(チャンドックン)
特徴
昌徳宮は、1405年に景福宮の離宮として建てられた宮殿です。
自然の地形を生かした建築と庭園が高く評価され、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。長い期間にわたって、王たちの主要な生活と政治の場として使われました。
おすすめの人
庭園や自然が好きな人、歴史的な建築をゆっくり味わいたい人
主な見どころ
- 仁政殿(インジョンジョン)
- 敦化門(トンファムン)
- 楽善斎(ナクソンジェ)
- 後苑(フウォン/秘苑)
後苑は、池や東屋、樹木などが自然の地形と調和した昌徳宮を代表する場所です。一般観覧区域とは観覧方法が異なるため、予約方法や最新情報を事前に確認しておきましょう。
期間限定で開催される「昌徳宮 月灯り紀行」も人気があります。
所要時間の目安
一般観覧は約1~1.5時間
後苑も見学する場合は、約2.5~3時間
ひとことで表すなら
建物と自然の調和を楽しむ「世界遺産の宮殿」
徳寿宮(トクスグン)
特徴
徳寿宮は、韓国の伝統的な宮殿建築と西洋式の近代建築が共存する宮殿です。
朝鮮王朝から大韓帝国へと移り変わる時代の歴史を感じられます。ソウル市庁の近くにあり、街歩きやショッピングと組み合わせやすいことも魅力です。
おすすめの人
近代建築に興味がある人、短時間で見学したい人、夜の宮殿を楽しみたい人
主な見どころ
- 中和殿(チュンファジョン)
- 石造殿(ソクチョジョン)
- 静観軒(チョングァンホン)
- 徳寿宮石垣道
- 守門将交代儀式
韓国の伝統的な建物と西洋式建築を一度に見られることが、徳寿宮ならではの魅力です。
所要時間の目安
約1~1.5時間
ひとことで表すなら
伝統建築と西洋建築が出会う「近代史の宮殿」
昌慶宮(チャンギョングン)
特徴
昌慶宮は、王室の生活空間として使われた歴史を持つ宮殿です。
緑豊かな敷地が広がり、四大宮殿の中でも比較的落ち着いた雰囲気の中で散策を楽しめます。
おすすめの人
混雑を避けたい人、緑の中をゆっくり歩きたい人、夜の散策を楽しみたい人
主な見どころ
- 明政殿(ミョンジョンジョン)
- 通明殿(トンミョンジョン)
- 春塘池(チュンダンジ)
- 大温室
宮殿建築だけでなく、池や庭園、大温室などを巡りながらゆったり過ごせることも魅力です。
昌徳宮に隣接しているため、時間と体力に余裕があれば、二つの宮殿を組み合わせて訪れることもできます。
所要時間の目安
約1~1.5時間
ひとことで表すなら
緑の中でゆっくり過ごせる「静かな宮殿」
目的別に選ぶなら、どの宮殿がおすすめ?
韓国の宮殿を初めて訪れるなら
景福宮がおすすめです。
朝鮮王朝を代表する壮大な建築や広大な敷地を楽しめます。王宮らしい景観を見たい方にも向いています。
世界遺産と自然を楽しみたいなら
昌徳宮がおすすめです。
自然の地形を生かして造られた宮殿と後苑を楽しめます。後苑を訪れる場合は、観覧方法や予約情報を事前に確認しましょう。
伝統建築と近代建築を見比べたいなら
徳寿宮がおすすめです。
韓国の伝統建築と西洋式建築の両方を見られます。市内中心部にあり、ほかの観光予定と組み合わせやすい宮殿です。
混雑を避けてゆっくり散策したいなら
昌慶宮がおすすめです。
落ち着いた雰囲気の中で、宮殿建築や春塘池、大温室などをゆっくり巡れます。
夜の宮殿を楽しみたいなら
通常開館日に夜まで観覧できる徳寿宮または昌慶宮がおすすめです。
景福宮と昌徳宮の夜間観覧は、主に期間限定の行事として開催されます。開催日や予約方法は、その年の公式発表をご確認ください。
景福宮と昌徳宮、1か所だけ選ぶなら?
初めてソウルの宮殿を訪れる方や、王宮らしい壮大な風景を見たい方には、景福宮がおすすめです。
一方、庭園や自然、建物が周囲の景観に溶け込む様子を楽しみたい方には、昌徳宮がおすすめです。
どちらが優れているということではなく、見たい景色や旅行中の過ごし方によって、選ぶ宮殿が変わります。
- 王道・壮大さを重視するなら景福宮
- 世界遺産・庭園を重視するなら昌徳宮
- 近代建築・アクセス・夜の観覧なら徳寿宮
- 緑・静かな散策なら昌慶宮
旅行の日程に余裕があれば、雰囲気の異なる二つ以上の宮殿を巡ると、それぞれの違いをより深く感じられます。
まとめ|自分に合った宮殿を選ぼう
韓国四大宮殿には、それぞれ異なる歴史と魅力があります。
初めての宮殿巡りなら景福宮、自然や庭園を楽しむなら昌徳宮、近代建築や夜の観覧なら徳寿宮、静かな散策なら昌慶宮がおすすめです。
旅行の日程や興味に合わせて、自分に合った宮殿を選んでみてください。
観覧時間・休館日・予約方法・期間限定イベントなどの最新情報は、各宮殿の詳細ページでご案内しています。